2016年1月

「今年取り組む5つのテーマ」

2016年、まだ最年少の横浜市会議員として、5つのテーマに力を入れていきたいと思います。水素、サイバーセキュリティ、超高齢社会対策、国際バカロレア、公共インフラ・アセットマネジメントです。

水素エネルギーについては、最初のほぼ無視状態から、やっと横浜市役所も本腰でのってきて、世界に挑戦できる取組みにまでなってきましたが、肝心の新市庁舎の水素エネルギー利活用がまだ見えてきません。予算との関係もあるのですが、予算を否定している皆さんにも、そもそも脱原発をやるなら、当初はお金がかかるということを認識していただかなくてはなりません。市役所を水素で動かそうなんて世界でまだ誰もやったことがないのですから、それこそ国家プロジェクトの1つとして、国と先進企業と横浜市をつなげていきたいと考えています。日本の環境技術の魂を、新市庁舎に込めていきたいと思います。

サイバーセキュリティに関しては、マイナンバー制度が導入され、IoTが進む世の中において、国だけではなく、多くの情報を管理する自治体も強力にしていかなければなりません。今年は世界で一番サイバーセキュリティが進んでいるイスラエルに行ってみたいと思います。ペンタゴンよりもその分野では強いということですし、なんと横浜はイスラエルのテルアビブと協力関係がありますので、横浜市内の専門職大学院とも連携し、サイバーセキュリティを通じた都市間外交を進めていきたいと思います。目指すは、「サイバーセキュリティ人材の宝庫・横浜」です。

また、超高齢化社会対策として、高齢者の意義のある社会参加、横浜市内の経済を高齢者が支える、横浜市内の公共財産の管理を高齢者が支えるような制度づくりを考えていきたいと思います。昨年の議会では指定管理者制度が問題となりました。指定管理先で働いている皆さんが官制ワーキングプア状態になっているというご批判もありましたが、人口減社会で税収減の中、指定管理の額をこれ以上上げるにはかなりハードルが高いです。だったら、そもそもお金が必要な若者に指定管理の仕事をやらせず、お金よりも生きがいを求める高齢者の皆さんに支えていただく方がいいと本気で考え始めています。社会を支える視点からの高齢者の社会進出を制度で支えていくものです。

昨年の決算委員会で取り上げた国際バカロレアについては、神奈川県さえも検討している中で、横浜市は神奈川県よりも遅れをとってしまっている、しかも真剣に検討さえもしていない現状を、本気で考えなければなりません。格差社会が広がる中で、子供が負の連鎖から逆転を狙えるのは、お金がかからない公立学校で世界に通用する真の国際教育を受けることです。昨年アフリカのベナン共和国を訪問したときに、たけし学校の生徒さんから「僕はバカロレアの資格をとった!」と普通に自慢されましたが、横浜ではバカロレアを分かっていない議員が多すぎて、逆に心配されました。アフリカにまでも浸透しているこの制度を、国際都市を標榜する横浜が導入しないのは本当にどうかと思います。人口減だからこそ、教育にもっと予算をかけるべきです。

公共インフラアセットは、昨年から活動している公共インフラ・アセットマネジメント研究会をベースに、まずは提言まで出した横浜下水道が本当にアセットをやっていくのかチェックしていきたいと思います。そして、議論の本丸は上下水道の値上げ議論です。今のまま、老朽化が進んできましたから値上げしますよ、では、全く知恵がありません。そのロジックなら、今後さらにどんどん値上げをしていかなければなりません。それこそ、未来の人たちはやってられない世代になってしまいます。老朽化を理由に値上げする前に、本当にそのアセットは適正なのか、もっとやることがあるのではないか。僕らも専門家を抱えて徹底的に勉強しまくって、議論に臨みたいと思います。

この5つと選出区である都筑のことをやったら、もういっぱい・いっぱいかもしれません。あ、実は昨年栄区を訪問してから、栄区のような区にこそ総合区は導入するべきだと本気で思いました。区の分掌条例が今年成立されますが、区の在り方もどんどん変わっていくことと思います。今年も1つ1つに全力で、議会では一問入魂で、地方議員の限界を超えていきたいと思います。

自由民主党神奈川県第19選挙区支部支部長
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