「デジタル化による姉妹都市交流改革【決算特別委員会に登壇】 」
さて、横浜市会では決算特別委員会が続いており、先日は健康福祉局の審査に登壇しましたが、明日8日10時から国際局審査で再び登壇します。
- 令和元年度国際局決算と国際戦略の改定
- 国際局のデジタル化
- Y-PORT事業
- コロナ禍におけるアフリカ自治体外交
- コロナ禍における外国人留学生支援
以上5つの項目で質問しますので、お時間ある方は直接傍聴、またはネット中継でご覧ください。
5つの項目、どれも力が入りますが、今回の大きなテーマは国際局のデジタル化、そして、デジタル化による姉妹都市交流改革です。
僕は横浜市会議員3期目で、日本アフリカ友好横浜市会議員連盟事務局のような国際関係の役割も担っていますが、この間、自分で一番ふがいなさを感じているのが、横浜リヨン友好委員会事務局長としての担いです。
横浜とフランスのリヨンはシルクで結ばれた姉妹都市で、姉妹都市締結から昨年60年を経過しました。
リヨンはフランス第3の都市であり、フランスの新しい文化の発信地であり、スマートシティの先進地でもあります。60年間という半世紀以上の自治体交流は、本来だったら多くのメリットを両都市に与えられるインパクトがあるはずです。
僕は事務局長として、55周年に当たる6年前の2014年にリヨンを訪問しましたが、その際も「姉妹都市交流は乾杯交流だけじゃだめだ」と当局の皆さんと喧々諤々やった記憶があります。
あれから6年が経過し、昨年も60周年で記念植樹の為の木は友好委員会で購入しましたが、現地にも行きませんでしたし、リヨン市との交流の中で大きな成果はみられません。
実は個人的には、リヨンの観光専門学校を横浜に誘致するために動いていましたが、僕がフランス語話せないのとコロナでだいぶ行き詰まりました。
アフリカとの交流に比較して、エネルギーのかけ方も含め、リヨンとの関係は大変もったいないというのが実情で、その多くは、姉妹都市友好委員会の事務局長として何も提案できない僕の不甲斐なさだと認識しています。
実は今回、そうしたことも踏まえ、10月末の総会で事務局長を、僕以外の、また、議員ではなく、民間の方に担っていただく予定をしています。
コロナ以前の問題認識でしたが、姉妹都市友好委員会改革を、まずは自らやっていこうと考えています。
民間の方に入っていただくことにより、より風通しを良くし、また、女性ということで、女性のネットワークやフランス好きな女性の皆さんとの新たな関係を構築頂き、横の発展を進めていきたいと考えています。
そして、このコロナ禍で一層進んでいるデジタル化は、実は姉妹都市交流に最適なツールだと考えています。
周年行事一つとっても、リヨンを訪問したり、リヨンから横浜を訪問するためには、日数も予算もかかる為、限られた人しか参加できませんが、オンラインなら、お金が無くても、フランスに行くだけの日数拘束されなくても、おうちから姉妹都市交流することができます。
勿論、実際のリアル交流も大事ですが、姉妹都市交流の本来の目的からいえば、もっとオンラインでできることを進めていくべきです。そうすることにより、子供たちの交流も益々盛んになると思います。
学校でもデジタル化が進むので、それに合わせて1校1国運動などももっとデジタル化していくべきです。
そういったことを、明日国際局と議論したいと思います。